イスラム教に関して

用語集

ジハード

「聖戦」「神の道を進む努力」と訳される。 どうして「努力=戦い」なのか? これには、イスラム教の伝統が関連している。 イスラム教では伝統的に、世界を

の2つに分けるのである。 だからイスラム教徒は、世界がイスラム教徒だけになるまで戦争を続行しなければならないと考えている。

ラマダ

ヒジュラ暦(太陰暦の一つ)の第9月。

ラマダーン」を、断食のことと誤って捉える人も少なくないが、ラマダーンとは、あくまでもヒジュラ暦における月の名である。ただし、ラマダーンという言葉が断食を今日では意味することも増えてきている。
イスラム暦で9月を意味するラマダーンに、コーラン預言者ムハンマドに啓示され、イスラム教徒にとって、ラマダンは「聖なる月」となった。
この月において、ムスリムは日の出から日没にかけて、一切の飲食を断つことにより、空腹や自己犠牲を経験し、飢えた人や平等への共感を育むことを重視する。また共に苦しい体験を分かち合うことで、ムスリム同士の連帯感は強まり、多くの寄付や施しが行われる。

参考文献