ヨーロッパのざっくりとした歴史
黒死病(ペスト)
1347年から1350年にかけて大流行。 ヨーロッパの人工の1/3が命を落とした。 この出来事をきっかけに、人々はカトリック教会の教えや既存の政治秩序に疑問を抱くようになり、 人々はルネサンスへの道を開いていくのであった。
ルネサンス
始まりは14世紀初頭。
それまでの「神の力にのみ関心を寄せていた中世社会」から、
- 個人主義
- 人間の業績
に重きを置く風潮が登場した。
実際に芸術などに置いてルネサンスが始まったのは、15世紀初頭。
など。
なお、盛期ルネサンスは1495年から1527年と言われている。
宗教改革
16世紀初頭、ヨーロッパで多くの人々がローマカトリック教会に不満をつのらせていた。 具体的には、
- 贖宥。贖宥状を買うことで、罪の償いが免除されるという、救いを金で買う行為。
- ペスト。人がこんなに大量に死んでいるのに、どうして神は放置しているのか
そんな折、マルティン・ルターが宗教改革を開始した。 具体的には、当時のカトリック教会のあり方について異論を唱える「九十五箇条の論題」をはりだした。
その結果、「プロテスタント」という宗教思想が形を整えていった。 プロテスタントとは、「宗教的権威は聖書のみに存在するのであって、ローマ教皇には存在しない」とするものだった。
また、宗教改革を更に勢いづかせた事件の一つに、イングランドが1529年に国王ヘンリー8世により「ローマ教皇から離婚が認められなかった」としてローマカトリック教会から分離したことが挙げられる。
ウェストファリア条約
三十年戦争
1618年から1648年。
カトリックとプロテスタントとの間の宗教戦争。
プロテスタントが、カトリックの強制に対して反乱を起こしたのがきっかけ。
ヨーロッパ中が戦場となった。
ウェストファリア条約
「このような戦争は二度とやめましょう」ということで、戦争終了時に締結されたのが、ウェストファリア条約。 この条約の結果、宗教戦争は終わり、それぞれの国が主権国家として認められるようになった。